周辺観光
SIGHTSEENING-SPOT
沼津港は、伊豆箱根富士観光に最適な絶好のベースキャンプ地。何処へでも行けるけれど、何処へ行くか迷ってしまう。
そこで、ここでは、近場からヘンに遠いところまで、極私的かつディープな観光迷所をご紹介します。
柿田川湧水公園初心者が見落とす「八つ橋」
Kakitagawa park
[2017年12月更新]
日本三大湧水として親しまれる「柿田川湧水群」は、沼津市と三島市の中間にある駿東郡清水町の名勝地で、その清らかな泉郷は、パワースポットとしても知られます。
沼津港からは車でほんの15分。国道1号線沿いのその場所は、初めての方は「えー、信じられない!」とみなさんビックリ。だって国道の反対側には何もなくて、国道沿いわずか数十メートルのところから湧き出す水で、一気に一級河川が誕生しているのですから。
柿田川は、日本で最も短い一級河川。大量の湧水を水源とする日本でも稀有な川です。長良川・四万十川とともに日本三大清流に数えられており、1985年(昭和60年)柿田川湧水群として名水百選に選定されました。さらに国の天然記念物にも指定。「日本の秘境100選」にも選定されています。
さて、ここを訪れる方は、たいがい湧水第一展望台と第二展望台を見学して、感動するのですが、どちらも階段の上り下りがあるので、「ああスゴかった~」と満足というか、疲れてしまって、そこではいる前に気になっていたお土産屋さんに直行してしまうことが多いようです。
でも、それは残念ですね。実は、公園の下流に散策道があり、ここが柿田川の清流の本命を体感できる場所なのです。公園内の地図で云うと「八つ橋」と書かれている箇所です。ずいぶん端っこにあって、そこから戻ると車の駐車場まで戻るのが面倒になる気持ちも、ここを訪れる方を減少させています。
ところが、実はこの散策道を回った後は、駐車場の後方に出られるので回り道とはならないのです。逆に近いぐらい。
ただし、お土産屋さんエリアへはもう戻りたくなくなるので、始めに立ち寄って買い物済ませておくのが、「通のひと」。
さて、「八つ橋」散策道は、木製桟橋のような道を歩くのですが、足もとの砂地をみるとそこかしこに「湧き水」スポットが群れをなしていることが分かります。「湧水群」なのですから。
また、眼前にひろがる大きな川は、これらの湧水群から突如湧き出た聖水によって瞬時に大河となっていることを目の当たりにすると、「さすがに冨士山はデカい。湧き水も半端ない!」と実感することうけあいです。
ところで、真夏の季節にこの散策道を楽しんでいると、対岸に水遊びしている「羨ましい限り」の集団を遠望することがあります。実はこのエリアに一カ所だけ営業を許されている「カフェ&バーベキュー」のお店があるのです。「柿田川茶屋」さん。
予約をすると、グループで忘れがたいインスタ映えする想い出を創ることが出来ますよ!
清水町 柿田川公園とは
Numazu goyotei memorial park
昭和61年4月、「自然の保護・保全」「コミュニティー広場の確保」を目的に町民の憩いの場として柿田川の上流部に開園しました。
園内の第1・第2展望台からは、年中変わることなく水が湧き出る「わき間」を見ることができ、湧水広場では実際に水に足を入れて湧き水の冷たさを体験できます。
また、国指定天然記念物の柿田川を眺めながら散策できる遊歩道が整備されています。
場所 静岡県駿東郡清水町伏見71番地の7(国道1号沿い)
入場料 無料
駐車可能台数 普通車/50台 大中型バス・小型バス/それぞれ8台
駐車料金 普通車:1回200円 ※普通車の場合清水町民の方は免許証など、町民であると確認できるもの、障害がある方は障害者手帳などを提示することにより無料です。 バス等:1回1,000円